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慈恵医大のイベントに参加しました

2019.5.8

カテゴリ:Medical 著者:河内 優奈

4月23日に日本医療デザインセンター主催「医療コミュニケーションスキルを磨く」ことをテーマにしたセミナーを慈恵大学にて、参加させていただきました。

今回のセミナーで深く印象に残ったテーマは、患者さんとの会話の中で「対話が上手くいく3つのポイント」でした。
その内容を紹介させていただきます!

point 1. look

視点を動かすことで、物事の関係性を変えるということ。患者様と会話をする上で、対面で対面の際、患者さんを「病」というフィールドを通して相手をみてしまいがちになります。が、対面ではなく相手の横に並んで会話をすることで「病」を客観的視点に変えることが出来ます。
そうすることにより、相手にも「自分と同じ立ち位置に並んでくれている」と感じてもらうことができる。
何事も、相手が患者さんではなくても「会話」とは、相手と同じ立ち位置に立って、物事を見ることが安心や信頼にも繋がると感じました。

point 2. listen

血友病を患う子ども同士の会話の中で「自分で注射を打てる」ことがカッコイイという話が出たそうです。
大人や健全な立場からみると「かわいそうだな」などネガティブなイメージを持ってしまう方が多いかと思いますが、そうではないのです。
「病」に関しての専門家は医師ではなく、患っている患者さん等本人だということを仰っていました。
人は勝手なイメージで人をみがちになってしまいますが、それは相手にとってとても失礼なことだなと感じました。相手をイメージで決めつける前に、相手のことを聞くことが一番大切だということを改めて感じさせられました。

point 3. feel

誰に対しても、相手の感情を共感することがどれだけ重要なのか。自分が聞く立場に立ったとき、相手が何を思って、どのような気持ちなのかをしっかりと受け止めてあげることが大切だとおっしゃっていました。
人は自分に関心を持たれているのか、人の発した「言葉」の力で、人は感情を左右されます。

今まで「医療」というキーワードで難しい、近寄りがたいという印象を持っていましたが、実際はそうではありませんでした。
医師と患者の関係性に関わらず、人と関わる上で物事の見方や言葉の使い方次第で、影響するものは大きいのだなと感じました。
私自身もデザイナーとして、クライアントと会話をする上で相手をより理解するために、物事の見方や捉え方、立ち位置を考えてコミュニケーションを取っていくべきだと、改めて見直すことができました。
2時間ほどの講演会でしたが、とても濃い時間を過ごすことができ、吸収するものが多かったです。

またこのような機会があれば、率先して参加したいと思います!

Yuna Kawachi

デザイン専門学校 山脇美術専門学校を経て2018年に新卒で Jump Start に参画。2020年8月より代表取締役に就任。

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