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スマホサイトを見るときに「不便さ」を感じたことはありますか?

2019.6.17

カテゴリ:Activities 著者:河内 優奈

突然ですが、みなさんはサイトを見るときに「不便さ」を感じたことはありますか?

私の母は50過ぎですが、とてつもなくネットリテラシーが低く、いつも何か調べ物があるたびに私に訪ねてきます。

今スマホでサイトを見る際に、ハンバーガーメニューで設置されるコンテンツ。
他のページに遷移したい場合に三本線のメニューを押さないと閲覧はできません。

私が携わり、デザインさせていただいたサイトも、公開後、家族にも見てもらうことがありますが、母はずっとトップページしか見てくれません。
私は「トップページだげじゃなくて、他のページも見てよ!」といったら、母は「これ、他のページもあるの?どうやってみるの?」という答えが返ってきました。
その時はスマホで見ていたのですが、ハンバーガーメニューに「MENU」と記載されていても、操作がわからなかったみたいです。

また、とある時には、広告紙を見ていた母が詳しい情報を見たいがためにQRコードの読み取り方を私に聞いてきました。「これこれ、ここにマークがあるんだけどどうやって見ればいいか教えて欲しいの」と…。
思わず心の中で「おぉ、、、!?ここまでわからないんだ、、、」と思ってしまいましたが、手順を教えて母が1人でも見れるように教えました。

ユーザーが不便なくサイトを見れるように設置されたQRコード。通せばすぐに読めるのはみんな分かっているけれど、その読み取る行為がわからない人もいました。身近に。

「怪しいサイトに飛ぶのではないか」「今までみていたページから戻れなくなってしまうのではないか」など、クリックしたらスマホが爆発するんじゃないかくらいの勢いで、私の母はスマホでサイトを見るとき、常にビクビクしながら操作をしています。

健康食品好きの母ですが、自分の好きなことを調べるのにも、いつも私に操作確認を訪ねてながらの光景がいつもあります。ネットが発展していくのはいいことだけれど、母のように不便さや不安を抱いている人も少なくない。今後デザイナーとして、しっかりUIを考えていかなければいけないなと感じました。

いくらおしゃれで綺麗なサイトをデザインしても、ユーザーにあった操作のしやすい、見てもらいやすいものにしなければ意味がない。

私は母のようにネットリテラシーの高くはない方にでも、安心して見て、喜んでもらい、貢献できるようなサイト制作を意識しようと考えさせられました。全ての人がサイトを操作ができて当たり前、ではないということを常に頭に置いて今後取り組んでいきたいと思います。

Yuna Kawachi

デザイン専門学校 山脇美術専門学校を経て2018年に新卒で Jump Start に参画。2020年8月より代表取締役に就任。

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