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政治

2017.7.6

カテゴリ:Social 著者:桑畑 健

先週末、都議選が行われました。都民ファーストがどれだけの議席を占めるのか。自民党の議席がどこまで減るのか。様々な話題がネット上では飛び交っていた気がします。あくまで都民ではない自分の体感値ではありますが、前回よりも話題性はあったように感じます。

結果、投票率は51.28%

「前回より上がった」と捉えるのか。「50%越えた程度で喜んでいて良いのか?」と捉えるのか。
僕の場合は自分がメディアを通して感じる「熱量」と、投票率という「現実」のギャップに興味がわきます。

今回、ブログのタイトルに「政治」と、あえてつけてみましたが、これが自分の中ですごく違和感というか恥ずかしさみたいなものがあります。

その感覚の「ルーツ」を考えると、「政治や宗教を、会社のブログで語っていいのか?」という違和感であり、普段は個性的だと思ってもらいたい自分であっても、政治や宗教においては「中立」「中道」、そしてバランス感覚の優れた人間に見られたいのです。・・・政治と宗教を並列させることにも違和感がありますがそこを追求しだすとキリがないのでご容赦ください。いずれにせよ、自身の思想に対して、「〇〇系」とか「△△タイプ」とゆるいカテゴライズはしたいけど、「私はXX党絶対支持です!」「私の信仰、宗派は■■です!」とはっきりと宣言することにそれなりの怖さや恥ずかしさを感じるのは、日本人の特性かもしれません。

このような感覚の人間が増えてくると「無党派」「無宗派」を名乗る人が増えてきて(そのこと自体は問題ではないのですが、長くなるのでまたいつか別の機会で・・・)、その空気が派生していくといつの間にか「無関心」「無関係」になっていくような気がします。

今の日本の風潮だと、政治や宗教に関わらず、「俺、これが好き!!」「私、これにハマってます!!」と言いづらくなったのは、興味の共通するコミュニテイで発信することができるSNSの影響もあるかと思います。わざわざ同僚や家族と趣味の話をする必要がない、、、?

話がまとまりませんが、おそらく「政治に興味がある?」と聞かれて、「YES」と言いにくい世の中であり、実際に興味がない人が大多数なのだと思います。

一方で、「まちづくりに興味がある?」と問われれば、大半の人は「YES」と答えるのではないでしょうか。

「政治に興味がある」って言うより、「まちづくりに興味がある」と言った方が、自身の思想を固定せずに、かつインテリジェンスに感じてもらえる気がします。
もうちょい言葉を変えて「都市計画を仕事としています」と聞けば、とてつもなく専門的な響きになり、「ソーシャルデザインの領域で持続可能な社会を実現したいです」なんてサラッと言った日には、、、かっこよすぎます。

またまた話が脱線しましたが、、、自分の住んでいる街や働いている街の環境や、生活、文化などに想いを馳せれば、「結果的に」政治には無関心ではいれらなくなるというのが今回の結論でございます。まちづくりと市政、県政、国政がどのように繋がっているのか、知れば知るほど面白いはず。

医療特化型 日本No.1クリエイティブカンパニーとして、デザイン力で医療機関を繋ぎ活性化することによって地域活性を実現していく、Jump Startの桑畑でした。

Tekeru Kuwahata

筑波大学 芸術専門学群 視覚伝達デザイン専攻 卒業。
多摩美術大学 情報デザイン 修了。
2008年 Jump Start株式会社設立し代表取締役に就任。
2018年に一般社団法人 日本医療デザインセンターを設立し代表理事に就任。
2020年7月末日でJump Start 株式会社の代表取締役を退任。現在 Jump Start ではクリエイティブディレクターとして活動中。

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